本サイト管理人の金咲ババロアです!
まとまった資産の運用をプロにお任せでき、高利回りも期待できるヘッジファンド。
海外では認知度も高い投資方法ですが、日本でも最近その認知度が高まりつつあります。
しかし、投資信託や株式投資などの王道の投資方法と比べてヘッジファンドはネットなどで入手できる情報が限られているのが難点。
そこで今回は、ヘッジファンド投資を検討中の方向けに参考情報として日本国内のおすすめヘッジファンドをランキング形式で紹介します。
この記事で分かること
- 日本国内の優良おすすめヘッジファンドランキング
- 世界のヘッジファンドランキング
- ファンド選択時のおすすめ注目ポイント
日本国内おすすめヘッジファンドランキング
日本含め世界にはヘッジファンドが多数存在しますが、海外ヘッジファンドは、
- 最低投資額が高額
- 英語でファンド関連情報を把握する必要がある
という点で個人の投資家にはハードルが高いため、この記事では日本生まれの和製ヘッジファンドのおすすめをランキング形式でご紹介しますネッ。
おすすめランキング1位~3位
さまざまな日本国内ヘッジファンドがありますが、ここでは「運用成績」「投資初心者も比較的チャレンジしやすい」という点に特に注目しておすすめ国内ヘッジファンドをランキング化しました。
1位:BMキャピタル
引用:BMキャピタル
東大卒・有名投資銀行バークレイズ出身のファンドマネージャーが運用するBMキャピタル。
投資対象は日本株。中でも投資の神様ウォーレン・バフェットも推奨するバリュー(割安)株へ投資します。
バリュー株とは?
市場での価値(株価)が、利益や純資産などから評価した企業価値よりも低く評価されている割安な銘柄に投資し、企業本来の価値まで株価が上昇した時に売却して利益を得る手法。
BMキャピタルの特徴は以下のようにまとめられるでしょう。
2位:ストラテジックキャピタル
引用:ストラテジックキャピタル
「旧村上ファンド」の操業メンバーだった丸木氏が率いるストラテジックキャピタルも、1位のBMキャピタルと同じく日本バリュー株へ投資。
積極的なアクティビスト戦略を展開していることもあり、ニュースなどで同社や同社が行った株主提案などについて耳にした方もいらっしゃるでしょう。
アクティビストとは?
アクティビスト=活動家、実践主義者という意味で、いわゆる「モノ言う株主」。
そんなストラテジックキャピタルの特徴は以下のようにまとめられるでしょう。
3位:エクシア合同会社
引用:エクシア合同会社
エクシア合同会社は東京各地に大きな看板を出したり、大型イベントのスポンサーを務めたりと広告にも注力しているため、同社の名前を目にしたことのある方も多いのでは?
FXトレーダーの菊地翔氏によって運用されている同社は、ハイリスクハイリターンのFX投資というだけあって高利回りで注目を集めています。
そんなエクシア合同会社の特徴は以下のようにまとめられるでしょう。
では上記ランキングにランクインした日本国内ヘッジファンドをおすすめする理由を具体的にご紹介するためにも、
- 過去の運用実績
- 投資ハードル
- 投資手法と運用者
- 評判・口コミ
という4つの項目別に比較してみます。
比較点1.過去の運用実績
ファンド名 | 運用実績の比較 |
---|---|
BMキャピタル | ・年平均利回り10%~20% ・設立以降マイナスになった年なし |
ストラテジックキャピタル | ・非公表 |
エクシア合同会社 | ・年平均利回り30%~40%ほど ・設立以降マイナスになった年なし |
最も気になるであろう過去の利回り・パフォーマンスを比較すると、エクシア合同会社が特に大きなリターンを叩きだしていることがわかりますね。
ストラテジックキャピタルは運用利回りの公表はしていないものの、ネットでは-20%~20%前後という情報も。
3つのヘッジファンドどれも年10%以上というまとまった利回りが狙えますが、振り幅が大きいストラテジックキャピタルと比べると、運用開始以降マイナスになった年のないエクシア合同会社(2015年運用開始)とBMキャピタル(2013年運用開始)が安定してリターンを得られていると言えるでしょう。
- チャイナショック(2015年):日経平均が2万円台まで上昇するも中国の景気後退への懸念から再急落
- 世界同時株安(2018年):世界的に株安が広がる
- コロナショック(2020年):新型コロナウイルスの世界的な流行で株安が広がる
参考:IG証券株式会社
比較点2.投資ハードル
ファンド名 | 投資ハードルの比較 |
---|---|
BMキャピタル | ・最低投資額:1000万円 ※1000万円以下も相談可能 ・手数料:管理報酬、成功報酬 ・ロックアップ:3ヶ月 ・出資手順:問い合わせ→面談→契約・入金 |
ストラテジックキャピタル | ・最低投資額:約1000万円 ・手数料:非公表 ・ロックアップ:1年 ・出資手順:問い合わせ→面談→契約・入金 |
エクシア合同会社 | ・最低投資額:100万円 ・手数料:なし ・ロックアップ:なし ※毎月の出金額に制限あるため解約できない場合も ・出資手順:既存出資者から紹介してもらう→面談→契約・入金 |
- 最低投資額
- 手数料
- ロックアップ期間
という3つの点から投資ハードル面を比較してみましょう。
BMキャピタルとストラテジックキャピタルが約1000万円以上、ロックアップ期間も設定されていることを考えると、100万円単位と比較的少額から投資可能・手数料なし・ロックアップ期間も設定されていないエクシア合同会社の方が投資ハードルは低いと言えますね。
ロックアップ期間とは?
運用開始から一定期間解約ができない期間のこと。ヘッジファンドでは効率的なファンド運用のために基本的に半年~1年ほどのロックアップ期間が設定される。
ただし「手数料なし」と言ってもファンド運用には人件費など様々なコストがかかるはずなので、実際には運用で得た収益からコストを差し引いて残りを投資家に還元していると考えられるでしょう。
また、エクシア合同会社に関しては、
- ロックアップ期間のないエクシア合同会社ではいつでも解約可能だが、毎月の解約上限があり希望通りのタイミングに解約できない可能性がある点
- 面談をした上で契約・入金に至るのは3つのヘッジファンドともに共通だが、エクシア合同会社だけはファンドの公式サイト通しでの問い合わせはできず、既存のエクシア出資者にファンド担当者に紹介してもらう必要がある
という注意点も。
投資金額や運用コスト、ロックアップ期間は投資戦略にも大きく影響してくる点なので、気になる部分は事前にしっかりチェックしてご自身にぴったりのヘッジファンドを選びたいですね。
比較点3.投資手法と運用者
ファンド名 | 投資手法・運用者の比較 |
---|---|
BMキャピタル | ・運用方法:日本バリュー株(+アクティビスト) ・運用者:東大卒・有名外資系投資銀行バークレイズ出身。企業分析力・銘柄選びに長けている |
ストラテジックキャピタル | ・運用方法:日本バリュー株+アクティビスト ・運用者:東大卒・野村證券・M&Aコンサルティング出身。日本初のアクティビストファンドのキャリアを活かして積極的なアクティビスト戦略を展開。 |
エクシア合同会社 | ・運用方法:FX ・運用者:独学でFXを学んだ有名FXトレーダー。証券会社からの委託トレーダーの経験もあるそう。 |
ヘッジファンドと一口に言っても運用方法や運用者の経歴は各ヘッジファンドによってさまざまです。
BMキャピタルとストラテジックキャピタルは株式投資の中でも日本バリュー(割安)株とアクティビスト戦略を取っており、エクシア合同会社はFX(外国為替証拠金取引)などで運用しています。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
バリュー株 | ・基本的に底値で購入するため株価がそれ以上下がりにく値動きが安定的 ・急な資金流入時のインパクトが大きく、株価急騰でまとまったリターンが狙える | ・銘柄によっては株価がなかなかあがらない場合もある |
FX | ・レバレッジ(担保として預けた資本金の何十倍の金額でトレード可能)を聞かせて一攫千金を狙える ・短期間でまとまったリターンを狙える | ・為替リスクがある ・予想が外れるとレバレッジをかけた分損失額も大きくなる |
上記のような各運用方法の特性上、中長期目線での堅実な運用をしたい人はバリュー株と、アクティビストとして投資先企業の内部に働きかけて株価値向上を目指すBMキャピタルまたはストラテジックキャピタルが向いているのではないでしょうか。
一方でハイリスクが伴っても短期間でまとまったリターンを狙いたい方はFX運用のエクシア合同会社の方が向いているのではないでしょうか。
比較点4.評判・口コミ
口コミ・評判もどのヘッジファンドへ投資するかを検討する際の重要な参考情報の一つですよね。
twitterで各ヘッジファンドについて検索してみたところ、エクシア合同会社・BMキャピタル・ストラテジックキャピタルの順で情報量が多いように見受けられました。
では、具体的におすすめヘッジファンドランキング上位3ファンドに対してどのような口コミ・評判があるのか、いくつかピックアップしてご紹介します。
BMキャピタル
分散投資として、投信やろうかなと調べたら、マイナスの所が多いのかな?やる気が起きない。
BMキャピタルって所、異様に評価が高くて、ざっくり調べたけど、胡散臭すぎて俺は駄目だ
結局、自分でポチポチするしかないのか・・・って悩んでる今日この頃
— レオチ (@leoblackleoo) June 11, 2019
BMキャピタル、連絡してきてくれました📞
今年はエクシア、BMキャピタルで資産を増やしたい!#投資#エクシア#BMキャピタル#ヘッジファンド— ラッカ (@arustak9101) January 6, 2021
株クラ的に国内ヘッジファンド利用ってどうなんだろう?
BMキャピタルとか使ってる人いるのだろうか。
最低投資額1000万だけど😭
— ナイ@仕事に縛られない人生を目指す! (@nye202003) December 26, 2020
BMキャピタルに出資している方を知ってますが、手数料や報酬を考えると短期の投資は中々難しそうかなというのが個人的な意見です。
逆に中長期ならば堅く運用頂けそうです。
ただ最低出資額がエクシアよりだいぶ多いので、もうちょい資産増えた際の分散投資先として有力かなと密かに考えてます!
— トム@FIRE目指して投資&子育て中‼︎ (@investortom3) July 8, 2020
BMキャピタルは怪しいファンドではないかというクチコミや気になるという声がある一方、中長期運用やまとまった余裕式の分散投資先におすすめという声も見られますね。
ストラテジックキャピタル
ストラテジックキャピタルみたいな「物言う株主」についての評価は人それぞれだと思うけど、それでも日本株の株主還元姿勢を変えるきっかけになる必要悪の一面もあると思っています。
— ロコロコ (@rokoroko111) June 28, 2021
どうやら4月28日にもアクティビストのストラテジックキャピタルが株主提案を出していたようです。
バリュー株がアクティビストきっかけでチェンジする好事例になりそうですね!https://t.co/aFtcw9xEK8
今のところ今回の決算期一興奮したw
PTSはS高張り付き
— 井村俊哉 | 地道に行こう⛴ (@imuvill) May 10, 2021
ストラテジックキャピタル
淺沼組、世紀東急、有沢製作所、文化シャッター、極東貿易に4月28日付けで株主提案してるね(´・ω・`)— るきの (@hsGoLmSKWqFkn6j) April 29, 2021
ストラテジックキャピタルによる株主提案について。
極東貿易の場合は配当金の大幅UPで見返りがあったけど、他の6銘柄は株価上昇につながらない負け戦なんですかね…
まだまだ日本企業の株主還元姿勢は弱いまま。— ロコロコ (@rokoroko111) May 12, 2021
有名アクティビストファンドということもあり、同社が行う株主提案などの動向を逐一チェックしている投資家の声が見られますね。
エクシア合同会社
エクシア合同会社 今月1.6%
今までで、一番低い返戻率だけど、毎月安定のプラス出してくれるので感謝です✨#エクシア #EXIA
— たぐち@マレーシア🇲🇾移住決定 (@tagutaguasset) August 20, 2021
EXIA総出資額が530億を突破!
すごいの一言笑笑
僕もさらに増資する予定です🔥#EXIA pic.twitter.com/3C6B6kxbi2
— マネやん (@Kaneko0329) June 28, 2021
エクシア合同会社、
今月の返戻率は1.6%、、、今年入ってから成績がいまいちだな〜😢いろんなものやりだしてリスク分散してるからかな🤔
いつまでエクシアをメイン投資先にするか迷うな🤔— otsukareushi (@otsukareushi) August 20, 2021
エクシア合同会社ってどうなんだろう。出資しようかと思って色々調べたりオフィス行ったりしてみたけど…(貸しオフィスだった)。いまいち信用できなくて、出資に踏み切れない。ちゃんと出金した人いるのかな。
— えだまめ@TO島(トイレ王国) (@koza1314) December 12, 2020
エクシア合同会社の返戻率を評価する口コミがある一方、「怪しい詐欺ファンドでは?」と不安に思う声や最近の控えめになってきた返戻率を残念に思う声なども見られますね。
おすすめ日本国内ヘッジファンド比較まとめ
日本国内のおすすめヘッジファンドのランキング上位3位のファンドについて比較したポイントを一覧表でおさらいしてみましょう。
BMキャピタル | ストラテジックキャピタル | エクシア合同会社 | |
---|---|---|---|
運用利回りの高さ | |||
投資ハードルの低さ | |||
投資手法のリスクの低さ | |||
運用者経歴の良さ | |||
評判・口コミの多さ | |||
おすすめな人 | 日本バリュー株で中長期目線で堅実運用したい人 | 同社の積極的なアクティビスト戦略に共感できる人 | ハイリスクハイリターンのFX投資メインの攻めの運用をしたい人 |
BMキャピタルは、バリュー株投資で中長期目線で安定的・守りの運用が期待できるのではないでしょうか。加えて「投資初心者のための国内投資会社」と明言しており投資初心者も投資しやすい環境作りが意識されているのも特徴的です。
ストラテジックキャピタルは、有名な「村上ファンド」の立ち上げメンバーの一人である丸木氏が物言う株主として積極的なアクティビスト戦略を展開。投資ハードルは高めですが、出資条件や同社の投資戦略に共感できる人は一度検討してみてもよいのではないでしょうか。
エクシア合同会社は、トレーダーの菊地氏のカリスマ性に注目を集めるファンド。メインのFXトレードでハイリターンが狙えるもののハイリスクも伴う投資手法であるため攻めの運用をしたい人に向いているのではないでしょうか。また、仮想通貨や保険など最近展開中の新事業がファンド運用にどのような影響を与えるかも要注目ですね。
世界のヘッジファンドランキング
ここまで日本国内のおすすめヘッジファンドをランキング形式でご紹介しましたが、最後は世界・海外のヘッジファンドの各項目別ランキングを参考までにご紹介します。
運用成績(リターン)ランキング
まずは海外ヘッジファンドのリターンランキング。
順位 | ファンド名 | リターン |
---|---|---|
1位 | Tiger Global(アメリカ) | 10.4 |
2位 | Millennium(アメリカ) | 10.2 |
3位 | Lone Pine(アメリカ) | 9.1 |
4位 | Viking(アメリカ) | 7.0 |
5位 | Citadel(アメリカ) | 6.2 |
引用:Bloomberg 「These Are the World’s Top-Performing Hedge Funds of 2020」
世界のヘッジファンドランキング(運用成績)は、アメリカのヘッジファンドが上位5位を占めるという結果になりました。
運用資産残高(AUM)ランキング
続いては運用資産残高(AUM)でみた海外ファンドランキングです。
順位 | ファンド名 | 運用資産残高 |
---|---|---|
1位 | BlackRock(アメリカ) | 9.0兆ドル |
2位 | Vanguard Group(アメリカ) | 7.5兆ドル |
3位 | UBS Group(スイス) | 4.2兆ドル |
4位 | Fridelity Investments(アメリカ) | 3.9兆ドル |
5位 | State Street Global Advisors(アメリカ) | 3.5兆ドル |
引用: 「Point72 Asset Management」
世界最大の資産運用会社はアメリカのBlackRockという結果に。規模の大きい有名ファンドなだけに、ランキング上位のファンド名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ファンドマネージャー報酬ランキング
最後はファンドマネージャーの報酬ランキングです。
順位 | ファンドマネージャー名 (所属) | 報酬額 |
---|---|---|
1位 | Israel (Izzy) Englander(Millennium) | 38億ドル |
2位 | Jim Simons(Renaissance Technologies) | 26億ドル |
3位 | Chase Coleman(Tiger Global) | 25億ドル |
4位 | Ken Griffin(Citadel) | 18億ドル |
5位 | Steve Cohen( Point72 Asset Management) | 17億ドル |
引用:CNBC 「25 highest-paid hedge fund managers made $32 billion in 2020, a record」
ランキング1位に輝いたのはMillennium Managementのイスラエル・イングランダー氏。
同社は2020年のリターンランキング2位というだけあり、報酬は38億ドル、日本円だと約4180億円という桁違いの報酬となっていますね。
ファンドを選ぶ際はここをチェック
ヘッジファンドにはある程度まとまった資金を預けることになるため、ファンド選びは失敗しないよう慎重にしたいもの。
ヘッジファンド選びでは特に以下の点などに注目して投資先候補を絞れると良いでしょう。
- 運用方法・投資戦略のリスク度は許容範囲内か
- 信頼できる運用会社か・詐欺でないか
- 過去の運用実績
- 資金のロック期間・手数料
ヘッジファンドは私募ファンドという特性上ネットで手に入れられる情報が限定的なため、気になるファンドや投資先候補が決まったら、まずはファンド側と面談をしてより詳しいデータを収集したうえで投資するかどうか時間をかけてじっくり検討すると良いでしょう。
【まとめ】おすすめは参考に!最終的な投資判断は面談してから
おすすめの日本国内ヘッジファンドのランキングにあわせて、参考情報として海外ファンドの項目別のランキングをご紹介しました。
筆者目線ではおすすめ国内ヘッジファンドランキング1位にキャピタルを選定しましたが、ご自身の投資戦略や投資金額などによってどんなヘッジファンドが適しているかは変わってきます。
また、ヘッジファンドはネットで手に入れられる情報が限定的という特性もあるため、気になるファンドや投資先候補が決まったら、まずはファンド側と面談をしてより詳しいデータを収集したうえで投資するかどうか時間をかけてじっくり検討すると良いでしょう。
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