本サイト管理人の金咲ババロアです!
多くの人が聞き馴染みのある株式投資。
しかし名前は知ってるけど株式投資が実際どんなものなのかはよく知らない人も多いと思います。
この記事では株式投資の基本的な知識から、メリット・デメリット、実際の取引方法まで解説していきます!
株式投資を始めてみたい方は必見です!
この記事で分かること
- 株式投資の仕組み
- 株式投資によって得られるもの
- 銘柄を選ぶうえで気を付けるべき企業の見分け方
- 株式投資の取引方法
株の基本情報を知ろう
身近にも株式会社は多くありますし、「株式投資」という言葉自体は聞いたことのある人が多いと思います。
でも株式投資の仕組み良く分かっていないという人もいるはず。
ここでは株式投資がどんなものなのか、いくらから始められるのかなどの株の基本情報について説明していきます。
そもそも株式投資とは
株式投資を簡単に一言で表すと、自分が選んだ企業への支援です。
「企業への支援って言われてれもよくわからない」という方も多いと思うので、もう少し具体的に説明していきますね。
企業が事業を運営するために必要な資金を集める方法の1つに「株式」の発行があります。
その「株式」を購入して企業に投資することを「株式投資」と呼ぶんです。
株式を購入した人は「株主」と呼ばれ、発行企業のオーナーの一員となることができます。
自分が株主となった企業が事業を拡大し利益をあげていくと、配当金を多く貰えたり株主優待を受け取ることが出来ます。
株式投資はいくらから始められる?
投資をするには百万円単位などのまとまった金額が必要であると思っている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。
実は、株式投資は数万円程度から始めることも出来ます。
証券取引所では上場会社が定めた1単位の株式の株を最低売買単位としてその整数倍の株数で取引が行われます。
例えば、1単位の株式の数が100株であれば、70株や120株での取引は出来ないということ。
100株を1単位としているところもあれば1株でも取引できる企業もあるため、自分の資金に合わせて選ぶことができますね。
株式投資の取引可能時間について
日本には東京、名古屋、大阪、札幌に証券取引所がありますが、多くの人が取引をするであろう東京証券取引所で株式市場が開いている時間は、平日の9:00~11:30、12:30~15:00の計5時間となります。
土日祝日、年末年始は取引所が休みのため取引出来ません。
時間外でのネットによる注文は可能ですが、取引が成立されるのは翌日になるので注意しましょう。
実は1つじゃない!株式投資の注文方法
株式を売買する時には注文の仕方が2種類あります。
それは「指値注文」と「成行注文」です。
指値注文とは
指値注文とは、値段を指定して注文する方法です。
例えば、「A社の株を500円の指値で1000株の買い注文」「×社の株を550円の指値で1000株の売り注文」などといった具合に注文を出します。
買いの指値注文ならば、指定した値段以上の価格では取引は成立しません。
反対に、売りの指値注文ならば指定した価格以下の値段では取引は成立しません。
500円の指値で買い注文をした場合:株価が500円以下にならなければ注文は成立しない550円で売り注文をした場合:株価が550円以上にならなければ成立しない
指値注文は自分が買いたい値段で株を購入できるため、計画通りに取引できるというメリットがあります。
一方デメリットは売買のチャンスを逃してしまうことがあること。
指値注文では指定した価格に到達しないと注文が通りません。そのため「あと5円下がれば買えたのに…」など少しの差でチャンスを逃してしまう可能性もある点には要注意です。
成行注文について
一方、株価の動きが予想できた場合には成行注文を選んでみても良いでしょう。
成行注文とは、値段を指定しない注文方法です。
例えば「成行でA社を500株買い注文」と注文します。
この時、取引時間中に成行の買い注文を出すと、注文時に出ている最も低い価格の売り注文に対して、即座に注文が成立します。
成行注文のメリットは、即効性です。
すぐにでも株価が上がりそう、下がりそうだから売買したいという時には成行注文が有効でしょう。
一方でデメリットは、想定外の株価で注文が成立してしまう可能性があるという点です。
例えば、「注文時には株価は450円だったのに注文が通った時には550円になっていた」というような事態が起こりうるということです。
さて、ここまで株式投資での2つの注文方法を見てきましたが、初めのうちは想定外のリスクを回避しやすい指値注文を中心に活用するのがおすすめでしょう。
株式投資の魅力はこれ!3つのメリット
ここからは株式投資をすることにより得られるメリットを紹介していきます!
キャピタルゲインが得られる
株式投資では、購入した金額よりも高い金額で売却することで売却益を出します。
この差額で得る利益のことをキャピタルゲインと呼びます。
例えば、1株1000円で100株買った後に株価が1500円になった時に売った場合、500円分の値幅に100株を乗じた50000円が値上がりによる利益=キャピタルゲインになります。
株式投資ではこのキャピタルゲインを目的に投資を行う人が多いでしょう。
配当金が得られる
配当とは、「会社が得た利益の一部を株主へ支払うもの」です。
配当は1株あたりの金額で表示されます。
例えばA社の配当金が100円であった場合、1株あたり100円の配当金が出るということ。
もちろん配当金は企業によって異なります。
配当の割の良さを企業同士で比較したいときには配当利回りで見るのがおすすめです。
- 配当利回りとは?
- 購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値のこと。
配当利回りの計算方法は以下の通り。
例えば、1株1000円で配当が1株50円であった場合、計算式にあてはめると配当利回りは5%になります。
異なる株価や配当だと企業同士で比較しにくいですが、利回りで比較することで相対的な判断をすることができますね。
株主優待が得られる
株主優待とは、配当金とは別に「企業の自社製品やサービス」などを提供すること。
株主優待は企業によって提供するものが異なっています。また、株式の保有株数などによって優待の種類を変えている企業もあります。
実際にどんな株主優待が得られるのか、企業別に例を見ていきましょう。
企業 | 優待内容 |
---|---|
すかいらーくホールディングス | 自社グループレストラン株主優待カード |
オリエンタルランド | 1デーパスポート1枚 |
日清食品ホールディングス | 自社グループ製品詰め合わせまたは寄付 |
楽天グループ | 国内旅行割引券、楽天キャッシュ付与 |
このように企業によって得られる株主優待には企業の特徴が現れますね。
株式投資のデメリットと銘柄選定時の注意点について
株式投資を行うことで得られるメリットについては存分に感じていただけたかと思います。
しかし、資産運用で株を行う際にはデメリットや気を付けなくてはいけない点ももちろんあります。
続いては株式投資で失敗しないよう事前に知っておきたい点を紹介していきますね。
値下がりするリスクがある
株式は証券取引所で売り買いされているため、常に値動きがあります。
そのため、持っている株式が値上がりすれば利益を得られますが、値下がりすれば、逆に損失をこうむる可能性もあります。
この損失のことをキャピタルロスと呼びます。
例えば1000円で100株買った企業の株価が500円になった時に売った場合、500円分の値幅に100株を乗じた50000円が値下がりによる損失=キャピタルロスになります。
株価は、業績悪化などその企業が原因である要因のほか、政治、経済などのニュースの影響で株価が激しく動くこともあるので、投資中は株価に影響を与える様々な情報にアンテナを張り巡らしておく必要があるでしょう。
倒産リスクがある
株式投資の最悪のリスクとして倒産リスクがあります。
企業が倒産してしまうとその企業の株式の価値はゼロになってしまうこともあり、株式がただの紙切れとなってお金は全額返ってこないことになってしまうんです。
このようなリスクを負わないために、株式を購入する時は以下の2つの見分け方を念頭に置いておきましょう。
なぜ100円を割り込んでいたら危険なのでしょうか?
その理由は、そのような株は倒産リスクをはらんでおり、株価が乱降下しやすいと言われているからです。
極端な話、100円を割り込んだ株は明日倒産してもおかしくないと株式市場では判断されるため、注意が必要です。
社名が変わる理由として会社が合併したなどの理由もありますが、中には事業が低迷していることを隠すために社名変更する企業も多くあります。
社名変更で気になることがあった場合は、四季報で確認するか直接企業のホームページを確認して企業経営に問題がないかチェックしておきたいですね。
投資額が比較的高い
記事のはじめの方で少額からでも株式投資を始められると述べましたが、少額といっても数万円程度は必要となります。
東京証券取引所の銘柄がどのくらいで購入できるかを表して以下円グラフからも、半数以上の人が数十万円で取引をしていることが分かりますね。
引用:SMBC日興証券
このように数千円~1万円程度で始められる投資信託と比べると、株式投資はある程度まとまった金額が必要なため、金額面で負担に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
専門知識が必要であり、手間がかかる
株式投資において利益を得続けるためには、やはり専門知識が必要です。
ビギナーズラックで最初は上手くいっても、どのような株が利益を出すのか、どのように株価が動いていくのかを予想しなくては利益を出し続けるのは難しくなっています。
そのため投資知識や経験の浅い初心者には少しハードルが高く感じてしまうでしょう。
また株式市場が開いている時間は平日の昼間のみのため、日中仕事をしている人にはなかなか大変ですよね。
先述した通り、指値注文を使えば時間外取引も可能ですが、取引が成立しづらいため売買のチャンスを逃してしまう可能性もあります。
そんな方は是非ファンドを利用してみるのも一つの手ですよッ!。
筆者はファンドを利用して株式投資中
筆者の場合は、
- 遺産というまとまったお金の運用(自分で投資先をあれこれ探すのが想像以上に大変だった)
- 独力での運用に投資にかけられる時間・投資知識の面で自信がなく、プロの力を借りたい
という経緯から最適なファンドを探した結果、バリュー株を投資対象としているあるヘッジファンドへの投資に至りました。
ヘッジファンドとは、ファンドの購入によって複数の投資家から集めたお金を一つの資金として、投資のプロであるファンドマネージャーが投資家に変わって投資を行い、得られた利益を投資家へ還元する資産運用方法です。
実際の運用自体はプロに任せることができるので、投資家は投資先ファンドを決めて解約時期を見定めるだけ。解約までの間はファンドから送られる運用レポートを読み込むぐらいです。
このように、株式投資を自分で直接するのに自信がない方は、私のように資産運用をプロに任せるという選択肢も検討してみるのもおすすめですよ。
ちなみに、私が投資中のヘッジファンドはBMキャピタルという国内運用会社。
同社は国内の中小型バリュー(割安)株にメインで投資し、平均利回り10%~20%ほど・2013年の運用開始以降マイナスになった年がないなど長期に渡って好成績を残しています。
同社を含めヘッジファンドに関する情報収集は富裕層内での口コミとファンドとの面談がベースで、ネット上で過去実績等の詳しい情報収集は難しいため、ファンドに直接確認するのが情報収集に労力もかかりにくく情報ソースも確実です。
BMキャピタルの場合、コロナの影響もあって最近はオンライン面談も可能なため(無料)、興味のある方は気軽に連絡してみると良いでしょう。
これだけ聞くと怪しいと感じ得ないほど順調な運用を見せるBMキャピタルについて、ファンド実態や口コミ・評判などについて詳しくまとめた記事もあるため、興味のある方はぜひ以下の記事も読んでみてくださいね。
株式投資の実際の取引方法
ここまでで株式投資に関しての知識が深まり、「実際に株をやってみようかな」と意欲が高まった方もいらっしゃると思います。
では最後に、株式投資は実際にどうやって取引をしていくのか、そのやり方を見ていきましょう
STEP1.証券会社を決める
初めて株式投資を行う場合には、まず証券会社で口座開設をする必要があります。
証券会社の種類としては総合証券会社とインターネット証券会社の2種類があり、多くの人はインターネット証券を利用しています。
ネット証券はPCやスマホから株の売買が出来るなど手軽さの面からもおすすめです。
下の表でネット証券会社の例をいくつか紹介します。選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
会社名 | おすすめポイント |
---|---|
SBI証券 | ・口座数、預かり資産、株の売買代金で業界トップ ・商品ラインナップも豊富 |
楽天証券 | ・投資初心者でも使いやすい操作画面 ・投資情報と投資ツールの充実度が高い |
マネックス証券 | ・商品ラインナップや投資情報が充実 ・無料オンラインセミナーの充実度はネット証券の中で群を抜いている |
STEP2.資金を口座に入金する
証券会社が決まったら、資金を口座に入金して株式投資のスタートです。
口座開設は基本的に以下の手順を踏んで行うことになるでしょう。
- ネットで口座開設の申し込みをする
- ネットで取引を始めるための初期設定を行う
- 本人確認の書類を提出する
- 証券会社の審査と口座開設の審査が終わると、口座が開設してIDやパスワードが送付される
STEP3.株(銘柄)を決める
株式投資において最も重要なポイントが、この「銘柄を決める」部分。
銘柄選びに役立つ手段として、新聞・雑誌・会社四季報などがあるのでそれらの情報をもとに自分の投資の目的にあった銘柄を選びましょう。
また現在の株価がどのような評価を受けているのかを知る指標があります。
どんな指標? | 見るポイント | |
---|---|---|
EPS | 1株あたりどのくらい利益をあげているかを表す | EPSは数値が大きいほど利益を上げていると判断できる。過去のEPSと比較して数値が上昇していれば株価は上がりやすい。 |
PER | 1株あたり、純利益の何倍買われているかを表す指標 | PERの数値が低いほど、利益に対して株価が割安と判断できる。 |
BPS | 1株に対して純資産がどのくらいあるかを表す | BPSは数値が大きいほど健全な経営をしていることが分かる。 |
このような指標や先述した会社の見極めポイントを押さえて、銘柄を決めてみましょう。
STEP4.買い注文を出す
買いたい銘柄を決めたら、発行されたIDとパスワードを使い証券会社取引画面にログインして買い注文へ。注文は銘柄コードと株数、注文方法を入力します。
注文方法に関しては先ほど説明した指値注文・成行注文の中から選びましょう。
売買が成立することを「約定」といい、取引画面でその旨が通知されます。
【まとめ】株式投資は初心者にはハードルが高い
株式投資はキャピタルゲイン・配当金・株主優待が得られるメリットがある一方で、値下がり・倒産のリスクがあったり、専門知識が必要で手間がかかったりというデメリットもあります。
記事内で紹介した銘柄の見極めポイントや株価の評価指標等を使って株式投資を始めることはできますが、やはり投資初心者にはハードルが高いもの。
株式投資をするのは不安、難しそうと感じた投資初心者の方は、記事内でも紹介したようにファンドを活用するなど、無理なく資産運用できる方法を探してみると良いでしょう。
金咲ババロア こんにちは! 本サイト管理人の金咲ババロアです! 資産運用方法を選ぶうえで、一番気になると言ってももいいのが「儲かるのか」、つまり各運用方法の「利回り」ではないでしょうか? かつては銀行の定期預金に[…]