本サイト管理人の金咲ババロアです!
「銀行預金ではお金が増えない今、手元にある資金を増やしたい」「先が読めない未来だからこそ資産運用を始めたい」そうお考えの方も多いと思います。
そこでおすすめなのが「投資信託」。
投資信託は、まとまったお金が手元にない人でも始めやすい手軽な資産運用です。
ここでは投資信託の仕組み、メリット・リスク、年代別でのおすすめまで幅広い情報を提供していきます。
この記事を読んで投資信託についての理解を一緒に深めましょう!
この記事で分かること
- 投資信託の仕組み
- 投資信託のメリットとリスク
- 選び方のポイント
- 年代別、おすすめの投資信託
投資信託の基礎知識
資産運用と聞いてまず頭に思い浮かぶ投資方法は株式投資や不動産投資が多かったと思いますが、最近ではNISA制度などの普及もあり、投資信託を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
まずはそんな「投資信託」とは、一体どんな投資の種類なのか、仕組みはどのようになっているのかについてを説明していきます。
投資信託とは?
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。
投資家は投資信託を購入することで、運用の専門家であるファンドに資金を預けます。
その後ファンドが株式や債券など、各ファンドのテーマや戦略に沿って様々な投資対象に分散投資し、そこで得た利益を投資家に還元する仕組みとなっています。
投資信託の仕組みについて
ざっくりと投資信託の仕組みを紹介したところで、もう少し細かい仕組みについて見ていきましょう。
投資信託は、証券会社や銀行などの「販売会社」を通じて販売され、投資家からお金を集めます。
その後、投資家から集めたお金は「信託銀行」に預けられます。
また、運用会社は投資家から集めたお金をどこにどのように投資するかを考え、投資家から集めた資金を管理している信託銀行に運用の指示を出すんです。
運用会社の指示を受けた信託銀行が株や債券などの売買を行う、というようにファンドは運用されています。
投資信託の4つの魅力!
投資信託を行うメリットは、大きく以下の4つが挙げられます。
- 少額から購入できる
- リスクを分散しやすい
- 専門家が運用するため高度な専門知識ゼロでも始められる
- ファンドの運用状況を把握しやすい
投資信託には魅力がたくさんあるので、1つずつ細かくみていきますね。
少額から購入できる
投資ときくと、大きな額のお金が必要であると思いがちの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、投資信託はファンドによってはなんと千円単位で始めることも可能。
自分の手元の資金状態に合わせて投資額を選ぶことができるのは嬉しいですよね。
参考までに、投資信託が最低投資額の観点でどのくらい始めやすい資産運用なのか、代表的な金融商品と比較して見てみます
投資信託 | 100円~ |
株式投資 | 数万円~10万円 |
仮想通貨 | 500円~ |
不動産 | 1,000万円~ |
個人向け国債 | 10,000円~ |
上記表からも、株式投資や不動産などと違って投資信託は資金面でのハードルが低く、資産運用初心者の方も気軽に始めやすいということが分かりますね。
リスクを分散できる
投資の世界では「卵は一つのかごに盛るな」という有名なことわざがあります。
このことわざは、資産運用において投資先や投資時期を分散させることの重要性を示したもの。
投資信託では、多くの投資家から資金を集めてまとまった資金として様々な資産へ分散投資するため、投資初心者も手軽に分散投資の体制を整えやすいというメリットがあります。
仮に個人で直接株式投資で分散投資を行おうとすると、1つの銘柄を購入するのにある程度の資金が必要になるため、複数銘柄を購入するのに数十万円程かかってしまいます。
一方で、投資信託では月数千円から投資可能なファンド1本だけでも、多くの銘柄に投資できるのでリスク分散もしやすいでしょう。
専門家が運用するため投資知識なしでも始められる
投資信託では運用のプロである「ファンドマネジャー」が資産運用を行います。
株式や債券など資産運用に関する高度な知識を身につけるには、時間・お金・労力がかかってしまいますが、投資信託ではファンドマネージャーが運用を代行してくれるため、投資知識がなくても気軽に始めることができるのは嬉しいですよね。
ファンドの運用状況を把握しやすい
投資信託は原則として取引価格である基準価額が公表されています。
以下のように運用状況のチャートをネットでチェックできるため、資産価値や値動きが分かりやすい金融商品となっています。
ファンドの運用状況を投資家も把握しやすいため透明性の高い金融商品であると言えますね。
投資信託のリスクに注意!
このように手軽に始められる投資信託ですが、以下のように気を付けるべきリスクもあるので要注意です。
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 金利変動リスク
これら3つのリスクを資産運用を投資信託で始める前に理解しておくことは、大切な資産を守りながら増やすためにも重要ですので、以下の内容もしっかり押さえていきましょう。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、投資信託が組み入れている株式や債券の価格が変動する可能性のこと。
引用:城北信用金庫
資産価格は国内だけでなく海外の政治や経済、企業の業績などの影響も受けます。
購入時価格よりも価格が上昇すれば利益獲得に繋がりますが、購入時よりも価格が下落すれば損失が出たり、元本割れしたりするリスクがあるということも理解しておきましょう。
為替変動リスク
為替変動リスクとは、為替レートが変動する可能性のこと。
一般的に購入時より円高になると基準価額にマイナスの影響が、円安ならプラスの影響があります。
引用:城北信用金庫
投資信託の投資対象が日本国内資産のみであれば影響は少ないですが、外国資産へ投資する商品の場合は為替の影響を受けやすいため注意が必要です。
金利変動リスク
金利変動リスクとは、金利が変動する可能性のこと。
この金利変動の影響を特に大きく受けるのが、債券です。債券の金利は決まっているものの、満期前でも市場にて時価で売買することができます。
引用:城北信用金庫
その際、市場の金利が上がっていると債券価格は下落し、市場の金利が下がっていると債券の価格は上がると言われているように、債券の価値が左右される大きな要因となっています。
投資信託の選び方のポイント
「投資信託のメリットやリスクは理解できたけど、実際にどうやって始めたらいいんだろう…」
そんな不安を持っている方もご安心ください!
ここでは投資信託を選ぶ際に知っておきたい基本的なポイントを紹介していきます。このポイントを押さえ、どの投資信託を始めるのか決めるヒントにしてくださいね。
投資先の国や地域の特徴を知ろう
投資の世界では以下の図のように、先進国よりも新興国のほうがリスク・リターンが大きいという特徴があります。
既にある程度経済が成熟した先進国と比べ、新興国は今後高い経済成長率が期待できる一方、政情や経済が不安定な国もあるためリスクも大きくなりがち。
このようにそもそも国や地域によっても成長力や安定性は異なり、それぞれメリット・デメリットが伴うためファンドの投資地域とその特徴は資産運用前にしっかり把握しておきましょう。
投資初心者の方は初めは比較的安定している国内資産の投資信託を選ぶと良いでしょう。
資産の種類を知ろう
国や地域が同じでも、投資信託に組み入れられる金融商品の種類によってもリスク・リターンは変わってきます。
投資信託の主な投資対象は以下の4つ。
投資対象 | 特徴 |
---|---|
株式 | 値動きが大きく、期待リターンが高い |
債券 | 値動きが小さく、比較的安全性が高い |
コモディティ | インフレに強く、分散効果が高まる |
不動産 | 変動が小さく、安定した収益が得られる |
株式投資はリスク・リターンが大きく攻めを重視した商品になりやすいのに対して、債券はリスク・リターンが小さく安定した投資商品になりやすいという特徴があるように、ご自身の投資戦略に適した商品を選択できると良いですね。
ファンドの運用タイプを知ろう
投資信託は、運用方針のタイプによっても
- インデックス型
- アクティブ型
- バランス型
のように種類が分かれ、特徴も異なってきます。
インデックス型
ベンチマークに連動した運用成果を目標とする運用スタイルです。
- ベンチマークとは?
- ベンチマーク=日経平均株価やTOPIXなど、運用目標とする基準のこと
インデックス型は、運用コストが安く、安定した運用タイプであるというメリットがあります。
一方で、ベンチマークとなる指数に沿って穏やかに値動きすることがほとんどなため、短期で大きなリターンは狙いにくいというデメリットもあります。
そのため長期投資・安定志向型の人におすすめと言えるでしょう。
インデックス型商品の例
- インデックスファンドJPX日経400
- インデックスファンドTSP
- SBI・全世界株式インデックスファンド
アクティブ型
アクティブ型投資信託は、ベンチマークを上回る運用成果を目標とする運用スタイルです。
ベンチマーク以上のリターンが期待でき、商品の種類が豊富であるというメリットがある一方、運用コストが高いというデメリットを持っています。
アクティブ型はベンチマークを上回る運用成果を出すことを目指しています。そのため、ファンドマネージャーが今後期待できる銘柄を選定する際に、情報収集や調査、分析など様々なプロセスを踏む必要があり、コストがかさんでしまう傾向にあります。
ある程度資金に余裕のある人や投資信託で攻めの運用をしたいという人は、アクティブ型もおすすめでしょう。
アクティブ型商品の例
- ひふみ投信
- セゾン資産形成の達人ファンド
バランス型
バランス型投資信託は、国内や海外の株式、債券など性格の異なる資産をバランス良く組み合わせるスタイル。
バランス型投資信託には、様々な投資資産へ分散投資することでファンド全体の価格変動のブレを小さくしやすいというメリットがあります。
一方で、リスク分散される分大きなリターンは狙いにくいというデメリットも。
また、バランス型と一口に言っても、組み入れる資産の比率によっては安定運用よりになったり攻めの運用よりになったりとファンドによってリスク度合いは異なるため、購入前にしっかり確認しておきましょう。
バランス型商品の例
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 投資のソムリエ
年代別おすすめの投資信託
さて、最後は年代別のおすすめの投資信託を紹介していきます。
年代によって投資を始めたい理由や、投資にかけられる金額なども違うはず。ご自身ならではの資産運用ポートフォリオを作成するためにも、以下も一つの参考にしてみてくださいね。
20代におすすめの投資信託
20代というと、働き始める人が多い年代であり、かつ自由につかえるお金が他の年代よりも多い、そして退職までの時間も長いという特徴があります。
つまり将来に向けて資産運用を始めるのに最適な時期なんです。
そんな20代の方は長期目線で、海外株式ファンド、国内株式ファンドなど比較的値動きの大きな投資信託も積極的に活用する資産運用はいかかでしょうか?
おすすめする大きな理由は2つ。
- ハイリスク・ハイリターンの株式ファンドで資産の大きな成長も期待できる
- 年齢的にも長期運用が可能なため、運用が不調になってもリカバリーできる時間が確保しやすい
株式ファンドはハイリターンですが、その分値動きが大きくハイリスクも背負います。
しかし20代ならば、一度運用成績が落ち込んだとしてもリカバリーする時間が十分にあります。
長期運用で時間を味方につけることでリスクも抑えやすいため、株式ファンドのような積極的なリターンを狙う投資信託を組み込んで資産形成を行うのも検討してみても良いでしょう。
30代~40代におすすめの投資信託
30代~40代の方は、結婚・子供の誕生などライフイベントが多い年代であるという特徴があり、将来に向けてそろそろ資産形成を始めないとと思う方も多いはず。
そんな30代~40代の方はセカンドライフに向けて、投資先を分散しバランスのよい運用をしてみてはいかがでしょうか?
おすすめのファンドは、バランスファンド、海外株式ファンド、国内株式ファンド。
おすすめする主な理由は以下の2点。
- ライフイベントが多く出費も多くなる分、分散投資などでリスクコントロールにも注意しながら資産を成長させる必要がある
- 一方でリタイアまでの時間も比較的確保できる世代なため、中長期運用目線である程度のリスクを取ってリターンを狙うことも可能
株式ファンドは値動きが大きくハイリスク・ハイリターンですが、リタイアまでまだ時間のあるこの時期に積極的な値動きを狙う投資信託を組み込んで老後資産も準備しておきたいもの。
そのため、バランス型投資信託など分散投資が徹底しやすい商品も上手に活用できると良いでしょう。
50代~におすすめの投資信託
50代からというのは、退職する人も増え、限られた資産でセカンドライフを送る人が多いと思います。
そんな50代からの方は、資産を積極的に増やすことよりも今ある資産を守っていく安定的な運用はいかがでしょうか?
おすすめのファンドは、バランスファンド、国内債券、海外債券です。
おすすめする主な理由は以下の2点。
- リタイアまで時間が少なかったり退職済みだったりと資産を減らすと生活に大きな影響が出やすい分、ハイリスクな運用よりも安定志向での運用が安心
- 分散投資がしやすいバランス型や、比較的値動きが安定しやすい債券のファンドで、落ち着いた運用が期待できる。
年金や今まで貯めた資産など大切な資産を減らさないことに重きを置いた資産運用で、安心した老後生活を送りたいですね。
【まとめ】投資信託は初心者におすすめ!
今回は投資信託の仕組みやメリットとリスク、年代別におすすめしたい投資信託のタイプなど、投資信託の基本情報をご紹介しましたがいかがでしょうか?
資産運用を金融のプロであるファンドマネジャーが代行してくれる投資信託は、他の資産運用に比べて投資初心者も気軽に始めやすいのが最も大きいメリットでしょう。
また、少額から資産運用が可能なため、まとまったお金が手元にないという方も始められるのも嬉しいポイント。
ただし、近年人気のインデックス型投資信託の場合、独力で行う株式投資などに比べると得られるリターンは比較的小さいため、他の資産運用方法とも比較しながらご自身にぴったりの運用方法を探せると良いでしょう。
金咲ババロア こんにちは! 本サイト管理人の金咲ババロアです! 資産運用方法を選ぶうえで、一番気になると言ってももいいのが「儲かるのか」、つまり各運用方法の「利回り」ではないでしょうか? かつては銀行の定期預金に[…]