高額資産1000万円のおすすめ運用法!プロの力も借りて安全に投資しよう
本サイト管理人の金咲ババロアです!
1000万円もの大金を運用するとなると、投資初心者の方はその運用法に悩んでしまいますよね。
せっかくのまとまった元本を生かし、まとまったリターンを狙いたい。でも、リスクを取りすぎてせっかくとまとまった資産である1000万円を大きく減らすことは絶対に避けたい。
そこで今回はそんな1000万円クラスの高額資産運用でお悩みの投資初心者の方向けに、1000万円の資産をどう運用すべきか?その方法~運用のコツまでをまとめて紹介いたします。
これから、まとまった資産の運用をお考えの方は必見のコンテンツです。
この記事で分かること
- 手元の1000万円はそもそも運用すべきなのか?運用シュミレーションで検証
- 初心者向け!1000万円のおすすめ投資商品5選
- 参考にしたい!機関・個人投資家の高額運用ポートフォリオ
- 1000万円投資するならここに注意しよう!
1000万円は運用すべき?
そもそも手元の1000万円、わざわざリスクを取って運用せずそのまま銀行に貯金しておくのが安全なのでは?と考えた方は私だけではないはず。
そこでここでは、1000万円という資産を
- 銀行に預けた場合
- 投資運用した場合
で、その後に築ける資産額にどれくらいの差がでるのかシュミレーションしてみたいと思います。
1000万円を運用シミュレーション
金融商品 | 1年運用後に期待できるリターン |
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銀行預金 (楽天証券1年もの:0.02%) | +2,000円 |
個人向け国債 (固定3年:0.05%) | +5,000円 |
投資信託 (eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):44.76%) | +447万円 |
利率参考:
・楽天証券 金利一覧
・財務省 個人向け国債
・三菱UFJ国債投信 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
いかがでしょうか?直近の1年間、銀行に預けていたら2000円程しか増えなかった手元の1000万円が投資先を変えるだけで400万円以上ものお金を生み出すことができる計算になります。
もちろん、この年44.76%というのは近年の特別好調な株式相場の恩恵であるとも考えられますが、ここ10年間の日本の株価平均値を見ても右肩上がりで永遠に下がり続けるということは過去なかったことがわかります。
投資=怖いという先入観をお持ちの方も多いと思いますが、長期保有前提の金融商品に行い短期的な下落相場に脅かされてもじっくり保有さえしていれば、近年のような来たる好相場の恩恵を享受できる可能性は十分にあると考えられます。
1000万円を銀行預金へとお考えの方も、投資の基本やコツさえ押さえれば手元の1000万円をより効率的に増やし、今後の人生をより豊かに出来る可能性があるということだけは是非お伝えしたいですね。
銀行預金=安心という固定観念をお持ちの方もいるかも知れませんが、実は銀行預金にもリスクはあります。銀行預金のリスクの中でも是非知っておきたいのが、インフレのリスク。
インフレ(インフレーション)とは物価上昇を指し、銀行預金の低利率よりも物価上昇率が勝ってしまい実質の資産価値が減ってしまうことを指します。
例えば、1杯300円で食べられた牛丼が物価高により1杯3000円出さないと食べられなくなった場合はどうでしょう?
300円の価値は牛丼一杯も食べられない、低価値なものへと変わってしまったことになりますね。
低金利な今、銀行にお金を十年預けても貰える利息は微々たるもの。
さらに、日本銀行では企業の商品価格の引き上げによる人件費の底上げ、個人の投資の推進などの理由から年2%の物価上昇を目標として動いています。
日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。
引用:日本銀行
上記の目標が達成されれば、最低年2%以上で運用を行わなければ基本的には資産価値は毀損されると考えられます。
現在日本の銀行で年2%以上の金利を誇る預金プランはそう多くない点を踏まえると、預金以外の資産運用方法を考えるのは理にかなっていると言えますね。
1000万円おすすめ投資商品5選
しかし、国が個人投資家に投資を推進していることもあり、現代では投資初心者でも無理なく投資を始められる金融商品が多く存在するのをご存知でしょうか。
今回は、そんな投資初心者向けの1000万円の投資先として特におすすめなものを以下5点まとめていきます。
1.投資信託(ETF)
投資難易度 | |
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リターン例 | インデックスファンドTOPIX(日本株式):8.59%%(5年) |
メリット |
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デメリット |
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購入方法 | 販売会社のホームページ、または窓口にて口座開設後に購入~入金を行う。運用開始後は販売会社のホームページで確認できる運用レポート(月報)にて運用状況を確認する。 ※メールや郵送で送られてくる場合もあります。 |
投資信託とは、複数の日本株に投資するもの、海外債券に投資するものなど様々な投資のパック商品から投資する商品を選び、お金を入れるだけでその後は投資のプロに丸々運用をお任せできる金融商品です。
商品には様々な種類があり、選び方のポイントとしてはまずご自身がしっかり理解できる商品に投資すること。
投資信託の場合は各販売会社のホームページ上で「目論見書(投資信託の説明書)」の確認が可能ですので、投資を検討する前にはしっかり読み込み理解した上で投資することが大切です。
また、投資信託の場合運用を投資のプロにお任せできる代わりに、運用額に対し毎日運用手数料(信託財産留保額)が発生します。
1,000万円というまとまった資産の運用ともなると手数料もかさみますので、複数の類似ファンドを比較し低コストで運用できるファンドを選びたいですね。
- 1000万円運用は投資のプロにおまかせしたい
- ネット上で取引を完結させたい
商品例
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
評価: 低コストで評判のeMAXIS Slimシリーズ中でも、手元の1000万円を世界中に資産分散でき高い投資を効果を実感することが出来るのがeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。
引用:楽天証券 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本株ファンド、海外株ファンドと1000万円を元手にあれこれ資産分散するのは大変という方には、ファンド一本で手間いらずで投資できるのは嬉しいですね。
販売手数料が無料のノーロード投信で購入・売却手数料が無料ですので、まずはお試しに少額を購入し合わないと感じたら手数料の心配なく手軽に売却できるのも良いですね。
2.ヘッジファンド
投資難易度 | |
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リターン例 | BM CAPITAL:10~20%程(設定来) |
メリット |
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デメリット |
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購入方法 | 既存の投資者から紹介を受けるか、運用会社のホームページから直接問い合わせを行い面談の予約を行う。面談後、希望者のみ契約~入金を行い、その後は送られてくる運用レポートで運用状況を確認する。 |
ヘッジファンドも投資信託と同様に、投資先ファンドを選びお金を入れるだけでその後の運用は投資のプロにお任せできる運用方法。
しかし、ヘッジファンドの場合は投資家の募集人数や募集方法に強い制限がかけられている反面、自由度の高い運用が認められています。
投資信託の場合は金融機関のホームページからネット購入が可能で、メディアでの取り上げなどがあれば一気に大量の投資者が集まったり、逆に離れたりすることもあり、運用額が安定せず凝った運用ができないのが事実。
その点、短期で資産の出し入れをしない少数の富裕層を相手とするヘッジファンドでは、長期的に練り込まれた戦略でハイエンドな厳しい投資達も十分に満足してもらえるレベルのまとまったリターンを狙いにいきます。
また、ヘッジファンドのメインの手数料は成功報酬で実際にファンドの運用で上げたリターンに対し手数料が発生します。
顧客の利益獲得が自社の利益獲得に直結するファンドの運営形態を取っている点で、成績の良し悪しに関わらず運用額に対し固定で手数料収入が入ってくる投資信託とは一味違う投資運用が行なえます。
- 1000万円運用は投資のプロにおまかせしたい
- 実際の運用側の人間と会って説明を聞きたい
- 長期的にまとまったリターンを狙いたい
商品例
BM CAPITAL
引用:BMキャピタル
評価:
国内での知名度が高いBMキャピタルは日本の東京にオフィスを置く、国内ヘッジファンド。
東大卒、英国投資銀行バークレイズで経験を積んだファンドマネージャーが投資運用を行い、過去マイナスが出た年ゼロ、年平均10%以上というまとまったリターンをキープしています。
国内にも複数のヘッジファンドが存在しますが、投資初心者の1000万円運用においてBMキャピタルが特におすすめな理由の1つ目は同社の投資手法。
バリュー株投資といい、企業本来の株価より割安で放置されている株式を底値で購入しあとは値上がりを待つだけと、シンプルかつさらなる値下がりリスクを最小限に抑えた安全な投資ができます。
そして、おすすめな理由の2つ目は投資初心者向けの手厚いサポートが受けられること。
弊社は投資初心者のための国内投資会社です。
一般的な投資信託を通じて投資をしても、あなたの金融レベルは変わりません。
弊社が投資家様にお送りしている四半期毎の運用報告書では、単なる運用状況のレポートのみならず、金融市場情勢や投資哲学、個別企業の分析方法についても非常に役に立つ情報を提供しています。
引用:BMキャピタル
自らを投資初心者向けとうたっているだけあり、面談からその後の運用レポートまで投資初心者に目線を合わせたやさしい作りになっています。
最低投資額もちょうど1000万円からということで、手元の1000万円運用は1ファンドで解決したいという方はBMキャピタルは良き投資パートナーになり得ます。
面談は無料なので、これから1000万円運用を検討されている方は高額資産運用の勉強、または情報集めがてらに一度話を聞いてみるのもおすすめですよ。
3.個人向け国債
投資難易度 | |
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リターン例 | 個人向け国債(固定3年):0.05% |
メリット |
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デメリット |
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購入方法 | 銀行や証券会社などの窓口やサイト上で購入し、満期を待つ。 |
国債とは国が資金調達のために発行する債券のことで、国債を購入するということは間接的に国にお金を貸したことになります。
商品は金利が固定の固定3年、固定5年、半年毎に金利が変動する変動10年の3種類で、どれも満期がくれば投資元本に利息がついて投資者に返還されます。
変動金利の場合も最低金利の0.05%は保証されているので、利率が下がって額面上はマイナスになることがないのは安心ですよね。
しかし、現在販売中の個人向け国債の利率を見ると3商品共に利率は最低利率の0.05%。
冒頭で説明したインフレのリスクを考慮すると手元の1000万円を丸々国債で運用することはおすすめできませんが、1000万円の一部のリスクの逃し先として是非活用したい投資先です。
- 1000万円運用は手間をかけずに行いたい
- 手元の1000万円はまとまったリターンを狙うより、とにかく減らさずに安全に運用したい
先述したとおり、個人向け国債は以下の3種類。手元の1000万円の使用時期に合わせて、賢く選択したいですね。
引用:財務省 個人向け国債
運用から1年が経過すれば途中解約自体は可能ですが、中途換金用のレートでの利息計算となり当初に予想されていた利息満額は受け取れない可能性がある点には注意が必要です。
4.不動産(Reit)
投資難易度 | |
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リターン例 | 日本ビルファンド投資法人:3.22% |
メリット |
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デメリット |
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購入方法 | 販売会社のホームページ、または窓口にて口座開設後に購入~入金を行う。運用開始後は販売会社のホームページで確認できる運用レポート(月報)にて運用状況を確認する。 ※メールや郵送で送られてくる場合もあります。 |
REIT(リート)とは、投資先を不動産とする投資信託(不動産投資信託)のことです。
現物投資となると投資のハードルが高い不動産投資ですが、REITに投資することで投資初心者でも1000万円元手を投資のプロの力を借り手間をかけずに運用することが出来ます。
最低投資額は数万円~数十万と少額に設定されているので、手元の1000万円の一部の運用に活用することも可能ですね。
そんなREITは運用法人が利益の90%超を配当することで実質法人税が免除される為、投資者への利益還元率が高いのが特徴。
1000万円程の元手では複数の現物不動産へ分散投資するのは困難な中、REITであれば1000万円の元手で複数不動産へ分散投資できるのも嬉しいポイントです。
- 1000万円の元手で不動産投資を行いたい
eMAXIS Slim 国内リートインデックス
引用:三菱国際UFJ投信 eMAXIS Slim 国内リートインデックスeMAXIS Slim 国内リートインデックスは、国内REITに投資し東証REIT指数(国内REITの平均値)へ連動するように運用を行う投資信託。
引用:三菱国際UFJ投信 eMAXIS Slim 国内リートインデックス厳密には複数のREITを投資対象とする投資信託の位置づけで、REIT単体へ投資するより高い分散効果を享受することができます。業界最安値とうたう割安な手数料設定も手伝い純資産も右肩上がりで、国内でも人気の不動産投資信託です。手元の1000万円をとにかく低コストかつ長期的に不動産で運用したいとお考えの方は、是非投資を検討したい商品です。
5.株式投資(配当狙い)
投資難易度 | |
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リターン例 | 山梨中央銀行:4.29%(配当利回り) |
メリット |
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デメリット |
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購入方法 | 証券会社にて口座開設を行い、入金~銘柄購入を行う。配当金は決算後6~7月に年1回付振り込まれるものが多い。 |
ここまでの4商品は、手元の1000万円の運用を基本的に投資のプロに運用委託するかまたは預けるだけと手間いらずの金融商品でしたが、株式投資は前提としてある程度の知識と投資に手間がかかる投資法です。
そんな株式投資で1000万円投資を行いたい方におすすめなのが、配当狙いの株式投資です。
企業の中には企業運営で得た利益の一部を投資者に配当金として還元する場合があり、中でも配当年3%を超える高配当銘柄へ投資を行うことでまとまった利益を享受できるとされています。
配当狙いの株式投資は高配当な銘柄を選んで、あとは長期保有するだけ。値上がり益目当ての株式投資と比較して、株の売り買いのタイミングを頻繁に推し量らなくてよいのは安心ですね。
しかし、配当狙いで購入した株式も業績悪化により値下がり、倒産などがあれば大きな損失が出てしまう可能性を含みます。
投資を始める前は、株式投資の仕組みや銘柄の選び方など株式投資に必要な情報はしっかり学んでから取り組みましょう。
- 1000万円の元手で株式投資を行いたい
高配当銘柄については、各種金融サイトにランキング形式で紹介されています。先述した通り、高配当=投資先として最適というわけではありませんが、銘柄選びの際には大いに参考になるでしょう。
おすすめできない運用法
ここで、投資初心者が1000万円クラスの高額資産を運用するにあたり、おすすめ出来ない運用法を以下にまとめてみます。
保険
1000万円クラスの高額資産の運用先としてよく勧められがちなのが、外貨建て保険。
日本円を米ドルなどの外貨に両替して、保険料として支払うと言ったもの。日本より高い金利で運用しながら、保証も受けられるといううたい文句です。
おすすめできない理由としては、その手数料の高さと為替リスクの存在。6%~8%という投資信託と比べても圧倒的に高い手数料にあわせ、為替レートによっては日本円に変換した際に損失が出る可能性を含みます。
外貨建て保険の苦情、7年連続増加 19年度2822件
引用:日本経済新聞
FX・仮想通貨
1000万円運用においては、リターンを望む以前に「最大限減らさない運用」を行うことが大前提です。
そういう意味では、ボラティリティ(価格の値動き)が激しいFX・仮想通貨などのハイリスク・ハイリターンな金融商品へ投資するのは控えるのが良いでしょう。
どうしてもハイリスクな金融商品へ投資したい方は、FX・仮想通貨を投資対象とするファンドなどで投資のプロにリスク管理をしてもらいながら間接的に投資を行うのも一案です。
ロボアドバイザー
投資初心者向けの運用方法として、高い知名度を誇るロボアドバイザー。
ネット上で投資に関する簡単な質問に数問答えるだけで、複数資産に分散投資できさらにその後の運用までもをロボット(AI)へお任せできるというのは投資初心者には嬉しい金融サービスですよね。
しかし、ここで忘れていけないのが手数料の存在。大手ロボアドバイザーの運用手数料は運用額に対し、年1%程に設定されているのが定説。
投資信託と比較、かつロボット(AI)におまかせしていることを考えると割高感は否めません。
1000万円の運用となると、手数料を支払いマイナス10万円スタート。好相場の今、低コストなインデックス投資信託などの選択肢も合わせて検討すべきと言えますね。
参考にしたい!みんなの投資ポートフォリオを見てみよう
さて、投資初心者向けの1000万円おすすめ運用法を把握した段階で、次に理解したいのが投資ポートフォリオの存在。
投資ポートフォリオとは?
金融商品の組み合わせのことを指します。
投資の基本は分散投資。1つの投資先へ集中投資を行い大暴落した場合、思いがけない大きな損失が生まれる可能性も。
そこで、複数の投資先に資産を分散、その分散先商品と割合をグラフで示したものが投資ポートフォリオというわけです。
しかし、突然1000万円運用の投資ポートフォリオを作れと言われても、何をどうすべきかわからない方が多いはず。
そこで今回は、以下1000万円運用の投資ポートフォリオ作成の参考にしたい機関投資家・個人投資家の高額運用ポートフォリオを紹介します。
1.機関投資家のポートフォリオ
機関投資家とは政府系金融機関や保険会社など大量の資金運用を行う、大口投資家のことをいいます。
政府や保険機関で減らせない資金の運用をしているということで、長期でリスクを取らない運用を行っている点で1000万円運用の投資ポートフォリオ作成の参考になります。
引用:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)年金積立金の運用を行うGPIFのポートフォリオは国内外の株式、債券にまんべんなくバランス型ファンドのような構成となっています。参考までに2001年の運用開始以来の運用成績は、年+3.37%。とにかく安定かつ、年3%以上の手堅いリターンを希望の方は参考になりそうです。
引用:日本生命日本の生命保険会社、日本生命のポートフォリオは公社債等を中心に海外不動産への投資も積極的に行っています。若干手元の1000万円で個人投資を行う際に丸々真似をするのは難しいですが、株式と債券のバランスの部分では参考になるでしょう。
2.個人投資家のポートフォリオ
続いて見ていくのは、高額資産の運用を行っている個人投資家の投資ポートフォリオ。
機関投資家より身近で、現実味がある点で明日から真似できる1000万円クラスの高額資産ポートフォリオです。
若くして会社経営をされているAさんのポートフォリオは、債券メインの安定かつ攻めのポートフォリオ。
金融機関での勤務経験はないそうですが、長年企業経営を行われていることもあり株式投資自体は難しいと感じていないとのこと。
実際にAさん自身は1億円程の資産を運用されていますが、高額資産運用のポートフォリオとして是非参考にしたいですね。
Bさんは元金融機関にお勤めの経験がある個人投資家で、1000万円ほどの資産を日本株、米国株、新興国株へまんべんなく投資されています。
当初は日本株の割合が高かったようですが、世界的な株価好調を受けて高リターンな米国株への投資比率を高めたそう。
金融の知識が豊富であられることもあり、定期的にポートフォリオの見直しを行い常に適正化を行っている点は見習いたいところです。
ポートフォリオの作成が難しいと感じた方は、投資信託のバランス型ファンドや先述したヘッジファンドに丸々資産運用をお任せするのがおすすめ。
特に、高額資産運用専門のヘッジファンドの場合は1000万円の資産を預けるだけで丸々その後の運用をプロにおまかせでき楽に運用できますよ。
高リスク?ヘッジファンドの仕組みや実情~おすすめ国内ファンドまで紹介 金咲ババロア こんにちは! 本サイト管理人の金咲ババロアです! 近年、高額資産運用法としてよく目にするようになったヘッジファンド。 元々富裕[…]
1000万円投資の注意点
さて、ここまでの内容で1000万円の運用におすすめの投資方法から1000万円運用の投資ポートフォリオ作成方法までまとめてきました。
ここで、改めて1000万円投資の注意点をまとめておきます。
1.長期・分散投資を基本とする
しつこいようですが、投資の基本は長期・分散投資。
長期的にゆるい右肩上がりの大きな値幅を取りにいくことで投資の難易度を下げ、分散投資を行うことで値下がりのリスクを緩和する。
実は、それ以外にも1000万円の元手で長期・分散投資を行うメリットはあり、それは、収益の安定と複利効果を最大限に高められること。
以下のグラフは投資期間別に見た、株式投資の年平均収益率のグラフです。
投資期間が1年の場合、つけた価格の最高値と最低値に大きな差が出ていることがわかります。
しかし、投資期間が30年の場合はつけた価格の最高値と最低値にほとんど差がなく、運用資産額が大きく値下がりしていないですね。長期的に、評価額のゆらぎを抑え堅実に資産を増やしていくことが出来るでしょう。
さらに、投資には単利と複利という考え方があります。
単利・複利とは?
単利とは運用で得た利益を再投資せず利益として別に取っておくもの。対して複利とは、投資で運用で得た利益を再投資し元本を増やしながら資産を雪だるま式に増やしていく方法です。
投資元本の大きさは投資のリターンに比例する点から、単利より複利投資のほうが効率的なのは言うまでもありませんが、この複利投資は長期で運用すればするほどその効果が高まると言われています。
※横軸:年数
※縦軸:評価額
投資戦略を練り込み巧みな運用技術で短期的にまとまった利益を狙いに行くなら別ですが、投資初心者の方が1000万円クラスのまとまった資産を安全かつ効率的に運用されたいのであれば、是非長期・分散投資を意識して手元の1000万円を運用できると良いですね。
2.投資コストを比較する
特に投資を第三者に依頼するタイプの金融商品の場合は、利用にあたり運用コストが運用額に対し発生します。
数万円ならまだしも、1000万円クラスの高額資産ともなれば年1%の手数料でも10万円というまとまった投資コストが発生します。
投資先を決定する際は、
- 同形態のファンドでより低コストな投資先はないか
- より低コスト、かつ高パフォーマンスで運用できる投資形態はないか
特定の金融商品や投資法に固執せず、広い視野で投資コストとリターンを比較し手元に多くのお金が残る投資先へ投資できると良いですね。
手数料比較に関しては、モーニングスター社のファンドランキングなどを利用すると比較の手間が省けおすすめですよ。
さらに、投資コスト削減方法としては是非活用したいのがNISA(ニーサ)やiDeco(イデコ)制度。
年間投資可能額に上限はありますが、投資で得た利益にかかる税金が非課税となるお得な制度ですので、ぜひまだNISAやiDeco枠を使って投資をしていない方は1000万円の資産の一部を使って利用するのも良いですね。
3.第三者の意見やセールスに飲まれない
まとまった資産が1つの銀行口座に入っていると、銀行から「運用しませんか」とセールスの電話がかかってくることがあります。
金融機関のセールスやおすすめ商品が全て悪いものとは言えませんが、勧めてくる相手は特定の企業に属した人間であり、顧客の利益も大切ですが自身の所属企業の利益獲得に勤しむのは至極当たり前のことです。
ご自身が金融機関のセールス担当であったら、どのような商品を顧客に勧めるかと考えてみると、第三者の意見やセールスを鵜呑みにするのは危険です。
また、資産運用に悩んでいることにつけ入り、甘い言葉で詐欺ファンドの勧誘を行ったりという事案も発生しているようです。
第三者の意見は参考に留め、ご自宅などご自身で落ち着いて考えられる環境に身を逃し、冷静に1000万円の資産運用先を考えるべきです。
万が一ご自身が投資した金融商品や担当者に異常を感じたら、金融庁や消費者庁の相談室などの相談窓口に早めに相談しましょう。
4.プロにおまかせすることも考える
長期・分散投資、投資のやり方などを頭でわかっていても、実際に1000万円クラスの資産をご自身で投資するとなると実践に移すのは中々難しいのが事実。
現在、投資にかける時間がなかったり、投資自体にそこまでの情熱を注げないという方はヘッジファンドなどで投資のプロに資産運用を丸々お任せすることを考えても良いでしょう。
また、投資に失敗する理由の1つに、
- 下落市場に怖くなり、次の上層相場を待てず慌てて売却してしまった。
- ビギナーズラックで気持ちが盛り上がり、生活費まで投資に回してしまいその後の下落トレンドで大損してしまった。
上記のような、感情的な投資を行ってしまうことがあります。
金銭的な損失もそうですが、投資に気持ちを持っていかれ精神面にも支障をきたしてしまっては本末転倒です。
気持ちのコントロールが苦手な方は、1000万円の大部分の運用を投資のプロにおまかせし、一部少額資産をご自身でのびのびと楽しみながら運用するのも賢い選択ですよ。
それでもどうすべきかわからない時は
資産1000万円の資産運用、考えても考えても答えが出ないという方は本やブログ、金融機関等を頼ることも一案ですね。
1.本やブログを頼る
投資額の大小に関わらず、投資に対する考え方は基本的には同じです。
そういう意味では、投資関連書籍などを読み込み投資の基礎を理解することで、時間と労力はかかりますが自然と手元の1000万円の運用法を自分でアレンジできるようになるでしょう。
また、実際に1000万円レベルの高額資産を運用している投資者さんのブログを読むことも、金融のプロでなく一般の投資家目線で書かれた内容ということで真似しやすく参考になります。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
引用:Amazon72の法則、インデックスファンド、NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)といった、これから日本で投資をするなら絶対に知っておきたい投資制度や概念が一冊にまとまっています。証券口座の開設方法から丁寧に説明されているので、初めての投資が現在検討している手元の1000万円運用という方は是非一読しておくと良いでしょう。
ヒヨッコ投資家 こかの投資ブログ
30代の女性投資家こかさんの投資ブログ。米国株を中心に世界株式へ分散投資されており、5年で資産を倍増させたご経験があります。
現在2,000万円クラスの高額資産を運用されているということもあり、その運用方法には参考になる点も多いでしょう。
2.金融機関・FP(ファイナンシャル・プランナー)を頼る
1000万円運用について一人で考えるのが大変という方は、金融機関やお金の専門家FPに相談することも出来ます。
証券口座の窓口に行けば、無料でFPに相談できる場合が多いですが先述したとおり特定の金融機関に属したスタッフであることは忘れてはいけません。
また、特定の企業に属さずに紹介料でなく相談料で生計を立てている独立系FPにまとまった相談料を支払い相談することを考えても良いでしょう。
しかし相談料も投資コストと考えられますので、支払った相談料が無駄にならないFPさんに相談することが大切ですよ。
相談の際は、経歴や相談件数、どのような資産の運用アドバイスが得意なのか(退職金・遺産など)も合わせて確認しておきたいですね。
3.バランス型ファンドや、ヘッジファンドを頼る
最近では投資初心者が自分であれこれ考えずとも、ある程度バランスの良い投資ができる金融商品がたくさん存在する良き時代となりました。
一例を上げるのであれば、バランス型ファンドやヘッジファンド。
バランス型ファンドに関しては、複数の金融資産(株式や不動産など)に資産をバランス良く分散させて投資する投資信託のことです。
配分の割合はあらかじめ決まっていますので、相場に合わせて効率的な運用が出来ないのが難点ですが、長期的に投資を続ければ預金よりは安定したリターンを望める可能性は高いでしょう。
相場に合わせた無駄のない運用をしたい方は、ヘッジファンドなどを利用し投資のプロに相場に合わせた戦略的な運用を行ってもらうのが得策です。
便利な金融商品を上手に活用し、精神的にも無理なく手元の1000万円を運用していけると良いでしょう。
高額資産はプロの力も借りて賢く運用
さて、ここまで1000万円の資産の効率的な運用法をまとめました。
「投資=全て自分でやらなければならない」と思い込んでいる方もいるかもしれませんが、最近ではファンドなど投資をある程度第三者にお任せできる投資法も存在します。
全て自分でやろうと背負わずに、上手に制度やサービスを利用して賢く手元の1000万円を増やしていけると良いですね。
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